◇◇ ST-233A 3.3kΩシングルアウトプット・トランス ◇◇ | |
ST-233A 3.3KΩシングル私達の販売しているトランスに付いて少し説明しようと思います。 音に付いてではありません。 自分で使う時に満足出来るトランスが、欲しかった。 ですが既製品には無く AFトランスを手掛けているトランス屋さんに相談に行くのですが残念ながら当社通常販売品を使えばで終わりです。 どの様にすればよいか解からなくなり、自分で巻く事にしました。 そこでSTトランスと出会うのですがこの人無しでは出来ませんでした。 巻き方は、色々調べると何と無く解ってきました。アウトプット・トランスで説明します。 トランスを作る時に使用する材料ですが、ほぼ、標準品で販売されています、何に付いて標準かと言うと、どうも電源トランスです当然直流を流して使う事や、色々な周波数に対する事は、考えられていません。 プッシュプル・トランスにすれば大問題の1つトランスに直流が流れる、については、解決出来ますが私には、プッシュプルのアンプで、満足する物を作る事が出来ませんでした。 シングルがどうも、良さそうだ、と言う訳でシングルトランスに成るわけですが・・・・・・・・ |
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私が欲しいトランス、中、低域が力強く絞まり、高域の澄んだ音の出るトランスです。 まずは、今評判の高性能コアでと思い、試作する事に成りました。 コア選びです。 まず、ここで大問題、300Bですから、二次側で10W取れて、一次側での直流電流は80mAは流せなければなりません。 トランス屋さんとの会話です。 ◆10W取るって何ヘルツでよ????まさか1KHzで取れれば いいわけじゃー ねーだろ。 ●どう言うことですか・・・・・・ ◆オーディオ・トランスなんだから、いろんな周波数をあつかうだろう低域を扱うにはコアがでかくなるんだよ、何ヘルツまで出すんだ? ●20Hzでお願いします。 ◆20Hzでかい声、お前なー例えば 簡単に言って40Hzで必要なコア材の4倍のコア材量が必要になるんだぞ、良いのか・・・・・・・・・ この時は何の事か、よく理解できていませんでした。 |
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コアの仕様書が来ました。 ファインメットコア(特注)・・・・ アモルファスコア(特注)・・・・ 両方特徴が似ているので一緒にします。 両方ともコアが薄すぎて低域には向きません、コアを大きくすれば可能です。標準カットコアよりでかく成るって,どうもコアの厚みが周波数に関係があるようだ。 又とても高磁束なコアなので、直流には不利である、簡単に電磁石になってしまう。 アモルファス・コアはパーマロイよりは、多少良いと思いますが、ますます良く解らなくなりました。 トライアル仕様でこのコアを使って(特注に成る)作ると、販売価格で42万8千円に成ります。 如何しても作ってみたい人はオーダーに応じます。(ただし、材料が入手可能な時のみに限ります)価格的に売りずらいし、音対、価格の優位性でも疑問でした、???・・・ コア以外にも、沢山の部品、材料があり、組み合わせは山ほどあります。 私どものトランスは、当方設計の特注カットコアを使用して(標準品コアでは今販売されているトランスと特性が同じ様になる)絶妙なバランス巻とする事でシングル・トランスの弱点を封じ込めました。 もう1つこのトランスは、製作者と販売者が同じですから何を、どの様に作って販売しているか、自分自身一番よく知っている事です。 無農薬野菜を自分で作って、自分で食べているのと同じ事です。 中華製食物を食べるのは、まだ大変勇気が必要です。 大きくて、重たいトランスになりました、使用した時の満足度も大きく、重たいものになりました。 良いか、悪いかは、お客様が判断する事。 ST-233A 1次 3.3kΩ 2次 1Ωが 4回路 6Hz〜100Kz -2dB(実装での特性) 一次DCR 43 Ω サイズ 125mmW×112mmD×160mmH 重量 8.2kg 価格 1個 ¥96.250-(税込) ★改良のため予告なく変更する場合があります。 |
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300B シングル・ステレオアンプ 受注生産 |
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この周波数特性は当社受注販売している300B シングル・ステレオアンプの特性です。 最大出力近辺での特性です、出力トランスの一次側で数ボルトAC のような現実離れの特性ではありません。 ちなみに、一次側数ボルトAC程度で測定すると、 5Hzまで ほぼ0dBとなります。 当然NFBは掛っていません。掛けたい方は、2次側1Ω4回路のタップ の工夫を含め(1回路で4分の1のACが取り出せる) 高域にピークが殆ど観測出来ないので、高域まで安心して NFBを掛ける事が出来ます。 NFBが好きな方は、存分にどうぞ、お掛け下さい。 一次側直流抵抗は誰にでも測れます、他社製OPTの値と比べて下さい。 直流抵抗値(DCR)が大きければ、大きいほど損失が多くなります。 トランスにとって1次側DCRは全てと言う位大切な事です。 それは特に低域特性に対して値が相反するからです。 直流抵抗値が大きくなると低域は出やすくなりますが、 音声信号の損失が大変大きくなります。そればかりで無く そのほかにも、いろいろな(特に高域特性と位相特性)問題が大きくなり デメリットが極端に拡大してしまいます。 一次重畳電流も100mAまで測りましたが周波数特性は、 殆ど変わりませんでした。 二次1Ω4回路はどれをどう直列、並列接続しても、 特性は変わりません。インピーダンスが変わるだけです。 |
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