◇◇ ST-255A 5.5kΩシングルアウト・プット・トランス ◇◇ 


 
 

VT-52 RCA50 DA-60 WE284D WE242C
ST-255A

一次側  5.5kΩ :二次側  1Ω 4回路(4 , 8 , 16Ω)
一次推奨重畳電流値 60mA DC
上記推奨電流を超えてもトランスは壊れません、周波数特性が少し変化するかも知れません。
6Hz〜54kz -2dB(実装での特性)
一次DCR   36Ω

サイズ 125mmW×112mmD×160mmH
重量  8.2kg

価格 1個 ¥96.250-(税込)

★改良のため予告なく変更する場合があります。
 
トランスには、当たりという言葉が有るんですが、STトランスではまさにこの5.5kがあたりです。

どう言う事かと言いますと、同じ理屈で巻いているのですが特に特性が良く、ピーク、ディップが殆ど見られないと言う、いわばまぐれと言う事です。(AFトランスは大事な事)

コアの大きさ、コア材、線材、線径、層間紙、ギャップ、等がマッチしたと言う事です。

ST-255Aはトランス二次側で比率を変え8Ωを負荷した時の特性が2.75k、5.5k、11kと真空管をかえて使用しても十分満足の行く音を提供してくれるはずです、何せ当たりインピーダンスですから。

負荷インピーダンスがドンピシャでなくて、多少ずれても何の不満も出ないはずです。

一般にこう言う使用をすると2.75kでは低域で磁気飽和が早く起こり、内部抵抗の高いWE242C 等では低域不足に成り高域に寄った音(真空管の問題ではなく、OPTのインダクタンスの問題)に成ります、インダクタンス不足に成るからです。

STトランスは何kで使用してもこの辺の不満はほとんど感じられません。
 











 







AFトランスでこの様な使い方をすると、内部抵抗の低い真空管は上手くいく場合が有りますが、内部抵抗の高い真空管(VT-25,211,VT62等)はチンチン・プンプンの音に成ります。

チンチン・ドスンとは絶対に成りません。

トランスは周波数と必要交流電圧の両方を意識して特性を見てください。 

最大出力、周波数特性は上記を考えて検討しなくてはなりません。
出力によって大不満が出ない様に、人を満載したミニカーで高速道路目いっぱい走る様な事に成らない様に。

コア特性が良い、線材が良い、巻き線法が巧妙、材料が最適 でも
周波数と必要交流電圧を満足出来ないと、人を満載したミニカーで高速道路目いっぱい走る様な事になってしまいます。

自分のアンプの音で不満が有る場合は、まずはこの事を疑ってみる事です。


たとえ中華製真空管(規格通り動作)でも真空管の問題ではないし、他メーカーの真空管で音が激変するわけでもありません、



 

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