◇◇ ST-055AM シングル・アウトプット・トランス ◇◇ 

 








ST-055AM

一次 5.5kΩ   二次 4Ω 8Ω 16Ω   (1Ω4回路)
一次推奨重畳電流値 50mmA DC

サイズ 80mmD×80mmW×125mmH 
DCR  61 Ω
重量  2.4kg

価格 1個¥72.500−(税込)
 
ST-055AMトランスで 一次側見かけ上11k、5.5k、2.75kとしてWE101D、WR-50、WE300B真空管アンプの周波数測定をしたものです。
それぞれの真空管動作はほぼ最大動作に近い状態です。

高域の周波数はどれも同じと考えてよいと思います、低域が真空管の内部抵抗と比例して大変興味深い結果となりました。
それは、WEVT-25とWE101Dは内部抵抗がほぼ一緒だとわかります、低域の減衰がほぼ一緒です。

アモルファスという素材は周波数に対して何か粘り強いと言うか踏ん張るというか、直流電流に対しての耐性が強いように感じました。
高域のピークはほぼ無視出来る程度にとどめることもできましたし、オーディオ・トランスに向いている結果が出たということです。
オーディオの第一目的は小型、軽量、安価にあらずで、このトランスにも特注アモルファスコアを大量に使用しています、市販標準コアではどうしても、こう言う測定結果にはなりません、でした。

参考までにそれぞれの真空管の動作を書いておきます。
前段電圧増幅団はすべて同じ初段6AM4(定電流負荷、LEDバイアス)カソフォロ段6S4A(±定電圧別電源、カソード定電流負荷)
ここの周波数特性は1hz〜100kzほぼフラット入力電圧1Vで75Vの出力電圧を得ています。

WE VT-25: Eb=420V -30V 30mA OUTPUT 8Ω 7.5VAC 1khz(7W 4%)
WE101D: Eb=350V -32V 30mA OUTPUT 8Ω 6.0VAC 1khz(4.5W 4%)
WE 300B: Eb=360V -65V 70mA OUTPUT 8Ω 9VAC 1khz( 10W 4%)
WR-50: Eb=350V -49V 55mA OUTPUT 8Ω 8VAC 1khz(8W 4%)  

良い子の皆さんはこんなことをしてはいけません、WE101D何処まで電流を流して暴走しないか(Eb:350VDC)興味があり電流を流していきます、150oAで怖くなりやめました、プレートは可なり真っ赤。
むかしむかし、300BがだめになりそのアンプにWE101D さしてそのまま使用していた先輩が居たんでつい好奇心で。   





 
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