◇◇ ST-155AM シングル・アウトプット・トランス ◇◇ 

 




ST-155AM

アモルファス・トランスは単純にコアの値段がオリエント・ハイビー材の3倍(少し前までは5倍)になります。
コイルは低域周波数特性をオリエントハイビー材と同等にするのにはより沢山巻かなければ成りません
ファインメットはアモルファス以上に巻き足さなければ中低域が再生できません。
それでもアモルファス・コアで製作した訳は、コア損失が五分の一に成る、そのメリットに(音の印象の心地良さ、満足感)にかけたわけです。
皆様は、このトランスで何を感じていただけるのでしょうか。

先ずは重量とDCRを確認して他トランスとくらべてください。
軽いトランスは低域に問題を抱えることになってしまいます。

一次 5.5kΩ   二次 4Ω 8Ω 16Ω   (1Ω4回路)
一次推奨重畳電流値 60mmA DC

サイズ 90mmD×100mmW×140mmH 
DCR  46 Ω
重量  4.5kg

価格 1個¥90.000−(税込)
 

このトランスで(ST-155AM)実際に211(VT4C)、845、300B、50、DET-25 、WE VT-25、VT-62、843、EL156(三結) のアンプを製作し色々確認したところ、私的には大満足の行く結果でした。二次側接続で、見かけ11k、5.5K 2.75Kとして確認した結果です。
これだけ広範囲の内部抵抗の真空管に対応出来る事にいささか度肝を抜かれました。
この事はコア特性の優秀さ、巻き線のバランス良さが絶妙に、はまった結果だと思います。
トランスのこう言う結果は事前に計算出来るものではありません。ある意味マグレノの一発と言ったところです。

            1: 211、845、DET-25  は Ebb=520V DC 30mmA DC-80mmA DC
            2: EL156 はほぼ300Bと同等、その他は最大規格で測定。




 
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