◇◇ WE101Dアモルファス使用人柱シングル・アンプ ◇◇


 
  WE101Dの人柱アンプを製作しようとした経緯は実際の真空管とWE規格のギャップが理解出来ない事からでした。

そこで、似たような真空管45音が良いと評判の直熱三極管で比較してみます。

@プレートの比較
一番重要なのは、大きさ(面積)です。WE101Dは45の平均的大きさの約1.3倍あります。単純に同一材料なら1.3倍の能力が有ると言う事(WEの方が品質がいいに決まってる)

ちなみにニッケル・プレートで比較した場合、表面処理なし、グレー色プレート、黒化プレートの順に1.2から1.3倍のプレート損失が取れると何かのデータに有りました。
表面処理の違いです、STCまたヨーロッパ球のWE101D同等品でも表面処理の出来ていない物(ニッケル色)は同じに使用できません。

45のCLASS A AMPLIFIERを見ると、275V 36oAで プレート・損失は9.9Wです。

WE101Dならば13Wでどうとうです、おまけにWE真空管の品質はRCAあたりとは比べ物にならないくらい上等です。
Aヒータ電力 
直熱三極管の場合、私はこの値が一番大切だと思います。 
ヨーロッパ管のセコイ ヒータが効率が良いという方がいらっしゃいますが、無駄なくらいがいいんです。
ヨーロッパ管の唯一例外DA60(6V 4A) この真空管大好きです。

45のヒータ電力 2.5V 1.5A で 3.75W
WE101D      4.5V  1A     で  4.5W

WE101Dはヒータも45の1.2倍の能力が有ります。

こうなったらもうWE101Dはプレート損失13Wで使用して良いと言う事です。(ただしWEでは一言もいいとは言っていません)

WE101Dのウエスタン Maximum Operatingでは2Wです。
なぜこの様な規格にしたか理由は、はっきり解りません、考えられるのは時間だと思います。
一つ気になるのが、使用電圧です最大で190Vです。



 






 
B 三極管特製図
そこで40年近く前になりますが三極管特製図を取ってみました。
それが左図です。

最大電圧は800V 最大電流は100oA ほんの数秒ですが取ってみました。

負荷はどうやら10k位がよさそうです。
 



 Copyright(C)2022 Trial Electric Products All Right Reserved