◇◇ 211 Single Amp  ◇◇

GEのVT4C/211ですが、845アンプのバイアス値が違うだけです。

845とは音の感じがだいぶ違うようです。一度で好いから211の三極管特性をご覧に成って下さい。これ程リニアーな特性図はなかなか有りません。

プレートの材質はカーボンです、材料として一番付帯音が付き難いのでは。超自然な音に思います。
211アンプのサブシャーシー電源全てです。
初段(12AX7)と出力管211用の500VDC電源部です。

初段とは位相が反対なので低インピーダンス、定電圧電源で左右とも同じ所から供給していますがL,Cフィルターよりも遥かに優れた電源に仕上がっています。

半導体は今、音が一番気に入っているIGBTです。
直熱三極管シングルアンプの キモ とも言える直結カソード・フォロアー段のプラス・マイナス電源部です。

これ以外には、47K入力抵抗、カソード抵抗、プレート抵抗、カップリング・コンデンサ、とグリッド抵抗で終わりです。この部品がソケット周りにくっついています。
初段、カソフォロ段(A2動作)は6JT8複合管です。

出力トランスは、ST-110A
一次側10kです。
      


半導体を極力排除した、従来、なじみのある回路です。

きちんとしたA2動作をさせると500Vの電圧で10Wの出力が取り出せます。

この回路の最も重要な点は初段をカソフォロで受ける事、出力管とカソフォロを直結とする事。


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