◇◇ 843 Single Amplifier ◇◇

電圧増幅段はMT管(複合管)1本です。

トランスの後ろに、隠れています、このレイアウトは入力から最短で初段管に接続できます。

出力管843は最も初期型のナス管で、RCA800番台の真空管の作りの良さは驚きです、民生用とはお金の掛け方が違うのかもしれません。
天板には、真空管とOPTトランスだけ見えます。
あとは、すべてシャーシーの中です。


プレートが円柱で、ヒーター(カソード)、グリッドの関係が理想的な配置になっています。当然音にも影響が有ると思います。

以前は、直熱出力管、傍熱出力管は違う物と思い込んでいました、最近当方で製作しているアンプは、そんな事はどうでも良いと思える様に成りました。
これが、電源基板です。
低インピーダンス、低リップル、定電圧電源です。
この電源に至るまで大変な・・・・・・・・・・

要するに、半導体を使うとなぜ気に入らない音に変化するのか、何が音の変化に、関わっているのかが分からず、おうじょうしました。
回路は単純です、プリント基板は使いません、全て手配線です。
500Vもの高電圧、定電圧回路の制作例がほとんどなく結構厄介なのです。
回路は、最低必要な抵抗4本とコンデンサ1個だけです。

この考えは、当方全てのアンプに共通です。一番良い電圧増幅方法が有るならば、全て同じで良いはず。

真空管の違いは、ごくごくわずか、ちゃんと出来た真空管ならば問題は有りません。


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