◇◇ EL-156 Triode Stereo amplifier ◇◇





EL-156三結シングルかんたん良音参考回路
EL-156の三結があまりにも利点が多く、私が気に入ったので何としても、みなさんにも作ってもらいたく簡単に紹介します。

最大の利点?? 300Bアンプの部品が殆ど共通で使用できる。私のアンプではバイアスの変更だけでした。(ソケットも)
中華製は足がUS8ピンなので簡単に交換できる。

300Bアンプを持っている方はセルフバイアス抵抗を(800Ω~1K)を400Ω前後にすればOKです。

ヒーターは5Vを直流にすれば6Vは出ると思います(ショットキーを使用)してください。以上です。

参考に、最も部品が少なくて作りやすく気に入った音の出るアンプの回路を考えてみました。

傍熱管ですからハムも全く聞こえません。
右の写真が私共が製作しているEL-156の電源部全てです。

主コンデンサは20μFポリプロピレンコンデンサ1個、入力電圧420VDC前後で380VDCを
NF回路の無い定電圧電源として製作、NF型電源は気に入った音に成らない,NF型は安定性、性能共素晴らしい電源になるのですが。

トランス左の物は無段変速のファン用電源ここもショットキーダイオードです、一番熱くなる部品が50度C前後から低速で回転を始める様に調整します。





























電源380VDCの主半導体はIGBTです、一番気に入っています。

これが、とってもよい電源を提供してくれます。トランジスターともFETとも違う心地良さです。


私にとって、半導体のWE274Bですな~~~
カソード・フォロアー段の電源です、プラスマ・イナス電源を採用しています。A2シングル動作をベストの状態にする為に。

プラス・マイナス電源は沢山の利点を持っています、ただ一点、アースから回路が浮いてしまいます。ここが問題。

浮いても問題のない回路にする為に電源をくふうすることになります。

カソフォロはここがミソかもしれません。ワン電源にすると出力管の電源効率が極端に悪くなります。悩むところです。


つづく・・・・・・・・

±電源、カソード・フォロアーに付いては殆ど詳しい解説が無く、未だに私も良く解りません。

森川先生の211アンプで少しだけ触れていた様な記憶が有るだけです。

私がカソフォロで絶対にやってはいけないと思っている事があります。いい加減な電源です。

いい加減な電源では極端に音質に悪影響を与えると言うことです。

カソフォロ自体はゲインガ無いので殆ど音質には影響がありません。だけど、カソフォロで音が変わるという人が殆どです。

それは多分出力管の出先機関として使われ出力管グリッドの一部に成っているからです。

となると、カソフォロを通過した音声信号が直接出力管のグリッドに注入されます。

音声信号はカソフォロの中を一回り基点は0点この基点が大問題、音色を決める全てです。


つづく・・・・・

五極管の三結、特性曲線通りとても素直できれいな音に改めて驚かされ電圧増幅、カソフォロ段真空管を変更して作り変えてみました。

それの、一部始終です。
 
  天板の材料はデュポン・コーリアン、オーディオでは良い事づくめ、オーディオ・ボードとしてあちこちに使用されていてよくご存じの材料です。
これを天板に使用します。(とにかく加工が楽)
鉛筆でどんどんケガキます、後で消しゴムでいくらでも消せます、後も残りません。
私は、穴の中心を3㎜のきりでバンバン開けて行きます。
大きい穴(50㎜Φ)を含めて電動ドリルで30分もかかりません。
内部にLアングルを一本入れます。
天板の補強と、放熱フィンの役割をします。

位置合わせ。 
 
  面倒なACインレットもあまり苦になりません。 
  天板が厚いので部品が付かない所は裏側をルーターでざぐります。
目検討で、1分で完了。
ただし、この作業は外で・・・・周辺に白い粉が飛びます。 
Lアングルに前もって作っておいた基盤4枚を干渉しないように位置決めし、取り付けていきます。  
どんどん取り付けていきます。   
  Lアングル左から初段プレート定電流、カソードLED、カップリングコンデンサなど。 

中、カソフォロ回路用定電流回路負荷、グリッドバイアス用パスコン22㎌など。

右、電源基盤。
200VDCから650VDCまで定電圧制御できます。
  カソフォロ用±定電圧電源 。

手前、黒い四角い物、20㎌+22㎌ポリプロピレンコンデンサ。
初段(6AM4)用基盤です、プレート抵抗は定電流回路、負荷抵抗は等価的に900kΩを超えます。

次段カソフォロですからG抵抗は1MΩこれらの相乗効果で初段管はほぼμ倍のゲインを稼げます。
これは大変な事です、それに増幅度の大きい真空管(12AX7等)は内部キャパシターが大きく周波数特性が7Khzあたりから急激に 低下します。次段カソフォロで全てチャラにできます。
カソフォロの最大の利点の一つ。
 
  これがカソフォロ用の±定電圧回路です。整流ダイオードはSICまたはファストリカバリー以外は使ってはいけません。
整流波形を見れば納得できます。
整流素子には10khzや20khzが通過します。
ここのケミコンをフィルムコンにすれば全てフィルムコンです。

FETのマイナス高耐圧素子が入手しずらくここはトランジスタで、hfeは出来る限り大きい物、このトランジスタは実行で200倍を超えるのでベースのコンデンサ1μでも200μ等価になります。
  カソフォロ・マイナスを定電圧にすることで出力管のバイアス電圧が振られることが無くなり解像度は格段に向上します。
カソフォロは出力インピーダンスがとても低く出力管はA2 動作となります。 

カソフォロ管の6S4Aのグリッドパスコンは30kΩ位に対して22μで十分と思います。

ここの電源用200μケミコンを無くすとケミコン0となります。
シングルアンプのかんじん・かなめの定電圧電源回路です。
NF型ではありません、温度により少しドリフトします。
30分後がベストコンディションこの事は毎回、熱飽和で安定します。

ここをNF型電源にすると、もともこもなくなります。

オーディオアンプは出来るだけNFは避けるべきと思います。

オーディオアンプはNO NF型が良く聞こえるのはなぜでしょうか。

私だけ???

整流素子はSic 半導体はIGBT です。
 
  初段周りからどんどん配線、今回はめんどーくせーが初段周りがごちゃごちゃ。私のアンフ゜なら入力抵抗1本にしますが、今回は汎用性も考慮してVRなんぞを入れています。百害あって一利なし。

6AM4は超高gm管でGに1k直列、DCカットに3.3μとごちゃごちゃです。3.3μはシンエイのポリプロピレン本当に大好きなフィルムコンです。
 
  配線は、2~3日で終わりそうです。

ユーミンのデビュ-当時の歌を聴きながらどんどん配線。
   ほぼ終わりました。
初段6AM4動作チェック。

定電流を2mAに設定、カソード電圧1.6Vなのでプレート電圧は自動的に170V前後になります。

Ebbが400Vなので、多少歪の打消しが出来るかも かも???。

LEDには、あと5mA以上電流を流したいのですが、出力管のカソードから5mA頂くとよいと思います。
 
初段電流チェック用抵抗で2mAに設定。

入力コンデンサは、この後シンエイに交換。

天板が絶縁体なので、シールドのアース線が結構ごちゃごちゃ青い線。
 
  出力管の電流調整、かなり敏感で1Vで5mA位変動します。

電源投入時50mAくらいから熱飽和まで で65mAで安定。

こんなもでいいか。

完成、

特性は後ほど、音は文句なし。

回路図、実体配線図もどきはびぼうろくを


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