◇◇ WE101D 全段直熱管 single amplifier ◇◇



WE101Dを当方が30年前に実測した三極管特性曲線です。
 
WE101Dは高電圧の使用でもA級動作では1W前後の出力しか取り出せません。

300V 30mA で10kの負荷線を引いて見てください。

これを+20V位まで振り込むと如何でしょうか・・・・・・

がぜん出力が取り出せそうです、この動作で1万時間を超えて動作をしています。

A2動作をさせる訳ですが、代表的方法は 二つ

一つはトランスドライブ、一つはカソード・フォロアードライブとなります。

ここで一つカソード・フォロアードライブをあまり好ましく無いと思っている人が結構いらっしゃいます。

私が、思うにはカソード・フォロアードライブは増幅しないし、回路は100%負帰還回路で

音に変化が有るとは思えません。むしろ電源側での音質変化が大きいのではないかと思います。

電源に目を向け、色々工夫をすると半導体利用の電源回路で真空管アンプに使用して抜群の恩恵をもたらしてくれます。
(カソード・フォロアー回路は歪が無いので当時の測定器では必須の回路でした)

音が良いことで今でも人気があるマランツの真空管プリアンプ、マランツ7では増幅回路毎にカソード・フォロアーでの

次段とのカップリングが採用されています、これが音の良いアンプと言われる肝に成っていると思いますが・・・・・・・・


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